2025年4月12日(土)に「第35回事業と暮らしの無料相談会」が豊島区役所にて開催されました。
これは、豊島区役所と豊島区で活躍する士業の専門家たちが連携して行う、年に一度の大規模な無料相談イベントです。
第35回事業と暮らしの無料相談会(豊島区)
士業って何?
「士業(しぎょう)」という言葉、あまり聞きなれないかもしれませんが、これは弁護士や行政書士、税理士、司法書士など、法律や手続きの専門家たちのこと。
明確な法律上の定義はありませんが、弁護士法など各士業法に基づいた法律系の国家資格の総称です。
この相談会では、それぞれの専門分野を持つ士業が、皆さまの暮らしの「ちょっと困った」「誰に聞けばいいのかわからない」そんな悩みに一緒に向き合っています。
どんな相談ができるの?
本年度の相談会においては、次の士業団体の連携により開催されました。
豊島区内の弁護士、司法書士、税理士、社会保険労務士、中小企業診断士、行政書士、建築士、不動産鑑定士、土地家屋調査士、弁理士、公証人が内容に応じて共同で相談を担当します。
第35回事業と暮らしの無料相談会(豊島区)
どの士業に相談するか?ではなく、予約の段階でお困りごとを伺って適切な専門家を3人程度配置する仕組みですので、誰がどの専門家なのか?という心配はされなくて大丈夫です。
主として「事業関係」「生活関係」ということになりますが、昨年同様に今回も「遺言・相続」に関するご相談が圧倒的に多かった印象を受けます。
遺言相続に関するご相談はもちろんですが、創業に関する悩み・経営に関する悩みなども対応可能です。
専門家の指定は運営サイドで行いますので、ご自身の悩みの本質が何なのか、誰に相談してよいのかそれらをご自身で把握せずとも対応可能な、超ワンストップな超多角的支援であると言えます。
来年度以降について
毎年1回のイベントですので、残念ながら本年度は終了してしまいました。
イベント告知については「広報としま」や「事業と暮らしの無料相談会(豊島区HP)」にて掲載がなされますので、来年の開催告知があったら早目にお申込みください。
本年はすぐに予約が埋まってしまったとのことです。
ただし、ここまで大規模なものではありませんが、豊島区では士業による無料相談会を定期的に行っております。
私たち行政書士が関与する相談会については下記がございますので、豊島区の担当窓口よりお申込みいただけます。
上記2つの相談会は予約が必要で基本的に豊島区民が対象なうえ、すぐに対応できるわけではありません。
即時の簡易的なご質問であれば、東京都行政書士会による無料電話相談もあります。
こちらは全国対応可能で、平日午後の相談時間内であれば対応可能です。
※ただし、行政書士業務外のご相談については専門窓口にお繋ぎすることになります。
その他、事業関係のご相談であれば例えばこちらの無料相談会などもあります。
こちらは基本的に東京都の事業者が対象の事業です。
実は上記相談会には筆者は全て関与しております。
公的な無料相談事業である関係上、私の担当日程の公開はできませんので予めご了承ください。
それぞれ各ページの担当窓口へ詳細についてはお問い合わせください。
まとめ
今回の相談会も即時に予約は満席となり、豊島区役所の会場では多くの人にご来場いただきました。
皆さまの真剣なお悩みに対して、我々士業一同、真摯にそして可能な限り丁寧にご回答させて頂きました。
無料相談・30分という性質上、必ずしもそれだけで解決するわけではありませんが、難しい問題に対して解決の糸口になる可能性は十分にあると思いますし、初動のご相談としては十分に多角的な検討が可能であると思います。
これだけ幅広く専門家が集結して多角的なアドバイスを受けることができる場を、私は他に知りません。
来年の「事業と暮らしの無料相談会」は、豊島区のホームページや広報誌などでお知らせがあります。
見逃さないよう、ぜひチェックしてみてください。
あなたの「困った」に寄り添うパートナーとなれるよう、これからもこの無料相談事業については微力ながら貢献させて頂きたいと思っています。

