日本法令様の運営するGIS行政書士業務・情報サイト様にて2024年10月公開予定のDVD収録がありました。
同情報サイトでは、行政書士関連業務の参考になる書式集、毎月更新される営業用資料、各省庁資料の案内など非常にコンテンツが充実しております。
その中に「行政書士ビデオブック」という配信講義がありますが、2024年8月に登壇させて頂いた流れで今回担当させて頂くこととなりました。
配信予定は2024年10月とのこと。
DVDのパッケージもありますが、会員向けということで外部販売は行っていないようです（担当者確認のうえ追記）。
テーマは「おひとりさま相続」
私は許認可等の企業法務のほか、遺言相続等の市民法務にも力を入れております。
高齢者のサポートという観点から、豊島区認知症「介護者の会」にてピアサポート関連のボランティア活動を行っておりますが、いわゆる2025年問題について非常に危機感を持っております。
特に、単身高齢世帯割合が日本全国有数の豊島区という事務所所在地において、2025年問題に起因して近い将来様々な問題が一気に起こってしまうのではないかと危惧しているところです。
その筆頭が「おひとりさま」という問題だと思っています。
本収録のテーマとしては「おひとりさまの相続業務」で先日の登壇と重複部分もありますが、今回はもう少し幅広くお話をさせて頂きました。
講義の中心は「相続業務」ですが、「おひとりさま」に関連する行政書士業務は生前の法務サポートを含めると非常に多岐に渡ります。
一重に「おひとりさま」と言っても、私は複数の類型があると考えるところです。それぞれの類型ごとに業務上の課題や対策など、これから「おひとりさま」関係業務をこれから行う先生も活かせるようお話させて頂いた次第です。
講義の狙いや概略
本講義の大きな狙いは「おひとりさま」という社会問題に対し行政書士としてどう備えるかです。
概略としては次のような構成です（90分程）。
『おひとりさま相続における基本知識』
１章 おひとりさまとは
２章 ロードマップ/ヒアリングシート
３章 相続人調査の基本
４章 財産調査の基本
５章 遺産分割/相続手続の留意点
６章 まとめ
１～２章は総論として生前の法務サポートを含めた概括的な解説と実務上の留意点、３～５章は各論として相続業務を中心に実務について少々深掘りしてお話させて頂きました。
相続業務で必要となる周辺知識をできる限り盛り込んでおりますが、細かい条文や判例解説については時間の都合上割愛しております。
特に基礎中の基礎となる民法相続法について一部解説は行っておりますが、基本的には踏み込んでおりません。
割愛したからと言って軽視する意図は一切なく、むしろ、業務を行う上で民法への精緻な理解は必要不可欠で全ての出発点だと思っております。
もし苦手とされている先生がいらっしゃれば、日行連や各単位会等の各種研修のほか、一般書籍の基本書にてまずは学習してから本講義を活用頂ければと思います。
【Sample動画】
（日本法令 GIS行政書士業務・情報サイト【公式】のリンク）
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おわりに
私の周囲には非常に素晴らしい先生が数えきれないほどいらっしゃいます。
そんな中で私が行政書士の先生方への講座など非常に恐れ多いというのが本音です。
しかし、せっかく頂いた貴重な機会ということもあり、精一杯頑張らせて頂いた次第です。
拙い講義ではありますが、これから相続業務を行いたいと思っている先生などが、少しでも参考になればこれほど嬉しいことはありません。
